なぜ私たちは毎回経済危機を経験しなければならないのか?

連邦準備制度が景気変動と経済危機の根本原因であることを批判的に分析する。

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2008年の金融危機を事前に警告した政治家がいました。元アメリカ下院議員のロン・ポールです。彼はこの本で、危機の根本原因は連邦準備制度(Fed)そのものだと断言しています。過激に聞こえますか? でも、読み進めるとその論理は驚くほど筋が通っています。

何を発見するか

ロン・ポールの主張の軸はオーストリア経済学の景気変動理論(ABCT)です。中央銀行が金利を人為的に操作すると、市場には間違ったシグナルが送られます。その結果、本来成り立たないはずの投資が大量に行われ、やがてバブルが弾ける。この繰り返しが経済危機の正体だというのです。

さらに深い問いかけもあります。一つの機関が通貨発行を独占するということは、民主主義や個人の自由にとって何を意味するのか。お金を刷る権限を持つ者が、実質的に社会全体の富を操作できる。それは本当に健全な仕組みなのか。読後は中央銀行のニュースを見る目が確実に変わります。

こんな方に

「なぜ経済危機は繰り返されるのか」という疑問を持つすべての人に。ロン・ポールの率直な語り口が、複雑に見える金融の仕組みを明快に解きほぐしてくれます。