サピエンス
認知革命、農業革命、科学革命を通じて人類が地球を支配した過程を叙述する。
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なぜ人間は地球を支配できたのか。体力ではライオンに劣り、速さではチーターに及ばない。ハラリが示す答えはシンプルかつ衝撃的です。人間は「虚構」を信じることができた。それだけで、あらゆる生物の頂点に立ったのです。
核心の主張
認知革命、農業革命、科学革命。この三つの大きな転換を軸に、ハラリは人類7万年の歩みを語ります。なかでも注目すべきは「虚構の秩序」という概念です。貨幣、宗教、国家、法律。これらはすべて人間が作り上げた物語にすぎません。でも、その物語を大勢が信じることで、見知らぬ人同士の大規模な協力が可能になりました。
貨幣は「人類史上最も成功した虚構の物語」だとハラリは言います。この視点を持つと、ビットコインの意味がまったく違って見えてきます。農業革命を「史上最大の詐欺」と呼ぶ挑発的な主張も必見です。7万年という時間スケールで今を見つめ直すと、目の前の問題がうまく相対化できるようになります。
一言で言えば
「人間とは何か」を問う最良の入門書です。ビットコインを理解するためにも、まず人類が「お金」を発明した理由を知っておくと、すべてがつながります。