ビットコイン ブロックサイズ戦争

ビットコインのブロックサイズ論争の全過程を詳細に記録した本。

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ビットコインは一度、内戦の危機に瀕しました。2015年から2017年にかけて、コミュニティを真っ二つに引き裂いたブロックサイズ論争。この本は、その全過程を詳細に記録した「ビットコインの戦争史」です。読み物として純粋に面白いです。

何を発見するか

ブロックサイズを拡大すべきか、現状を維持すべきか。この技術的な問いの裏には、ビットコインの魂をめぐる戦いがありました。大企業やマイニング業者が力で押し切ろうとしたとき、それを止めたのは一般のノード運営者たちでした。UASF(User Activated Soft Fork)という手段で、個人の主権がプロトコルを守ったのです。

SegWitの有効化、ビットコインキャッシュ(BCH)のハードフォーク。これらの出来事を追うと、ビットコインの分散型ガバナンスが実際にどう機能するかが手に取るようにわかります。ビットコインは単なる技術ではなく社会的合意のシステムです。それを最も鮮やかに証明したのが、この戦争でした。

こんな方に

ビットコインの歴史やガバナンスに興味がある方に。登場人物たちの駆け引きは、どんな小説よりもスリリングです。