政府は私たちの貨幣に何をしてきたのか

貨幣の起源から政府の介入がいかにして貨幣を堕落させてきたかを追う本。

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もともとお金は市場が自然に生み出したものでした。では、そこに政府が介入するとどうなるのか? ロスバードはこの薄い一冊で、その答えを容赦なく突きつけます。読み終えると、「インフレーションとは密かな税である」という言葉が頭から離れなくなります。

核心の主張

貨幣の歴史は、自由から独占への歴史です。自由市場で自然に登場した貨幣が、やがて国家に独占されます。そして国家は通貨を発行する特権を使い、少しずつ貨幣の価値を薄めていく。これがインフレーションの正体であり、国民に気づかれにくい形の「税」です。金本位制がどのように崩壊していったかも、段階的にわかりやすく解説されています。

ロスバードの議論を読むと、ビットコインが解決しようとしている問題の本質が、これ以上ないほど明確に浮かび上がります。なぜ供給量の上限が必要なのか。なぜ中央管理者がいてはいけないのか。答えはすべてこの本の中にあります。

一言で言えば

ビットコインの「なぜ」を最も簡潔に理解できる本の一つです。薄いので、一日で読めます。でも、その影響は長く残ります。